ハイブリッドワークの中で各人の働き方に合わせた運動機会を提供

今回ターゲットとした20－50代のビジネスパーソンスポーツのスポーツ実施を妨げている要因として、働く世代や子育て世代を中心に「仕事や家事が忙しいから」「面倒くさいから」などのスポーツに割く「時間」や「手間」が課題となっています。(*1)
特に今回注目する庶務・企画・ITなどに従事する「事務労働従事者」は日本で約1,378万人(*2)いるとされ、運動量の指標の1つとなる1日の平均歩数は約5,000歩(*3)です。これは営業・サービス業の平均約9,000歩と比べて低調と言えます。
そこで、スポーツの実施と習慣化に向け「いつでもどこでもスポーツができること、適切なアドバイスを受けられること」の実現を目指し、本実証を開始しました。
本実証では、近年の新しい働き方であるオフィスワークとテレワークを組み合わせたハイブリッドワークに着目し、オフィスワーク時は出社ついでにウォーキングやスポーツを実施する機会を提供します。また、テレワーク時は休憩時間や就業時間後に気軽に出来るオンラインフィットネスを提供し、さまざまな働き方に応じた運動の機会を提供します。

*1 スポーツ庁「令和 3 年度スポーツの実施状況等に関する世論調査」(2021)
*2 総務省「労働力調査」（2021）
*3 TIS 株式会社「職種別 1 日あたりの平均歩数ランキング」(2021)

運動実施をサポートするAIコーチングロボット

参加企業のオフィスの一画に、KDDIの音声対話AI技術を搭載したAIコーチングロボットを設置し、オフィスワーク時にロボットと従業員とが一対一の対話を実施します。具体的にはプログラム期間中に達成したい目標の確認や、今週頑張りたいことなどを対話形式でヒアリングし、「しっかり目標設定が出来ているね、今週も頑張ろう。」のようなコミュニケーションを通じ、運動実施とその習慣化を支援します。相手の対話内容によってロボットの発話内容も変化するため、一人ひとりの状況に応じた対話となります。
またAIコーチングロボットにはストレッチアプリが搭載されています。このアプリでは、ストレッチ時の社員の動作を解析し、正しい姿勢でストレッチができているかの評価に応じて、多様な表情や動き、声掛けにより運動を応援します。
運動の実施をサポートしてくれる相棒のようなロボットの導入により、「ついつい楽しんで運動を続けていた」という成果を目指します。

下記にも詳しい取り組み内容について記載しておりますので、ぜひご覧ください。
〇KDDI株式会社ニュースリリース「AIロボットとの対話でスポーツの習慣化を目指す実証を開始」
https://news.kddi.com/kddi/corporate/newsrelease/2022/10/31/6353.html