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「運動 × 防災 = フードバンク?」流通経済大学スポーツ健康科学部大槻ゼミ

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「運動 × 防災 = フードバンク?」流通経済大学スポーツ健康科学部大槻ゼミ

防災との協働で運動無関心層にアプローチ

スポーツ参画人口を増やすには、運動の非実施者・無関心層へのアプローチが重要です。昭和56年の小貝川決壊(4,560棟が床上・床下浸水)などの水害に悩まされてきた龍ケ崎市は市民の防災意識が高く、防災学習と運動教室をセットにすることでスポーツ参画人口の増加が期待されます。
流通経済大学スポーツ健康科学部の大槻ゼミでは、2020年度から高齢者を対象にした「運動×防災教室」に取り組み、地域住民の健康増進と防災力強化に努めてきました。
防災学習では非常袋について学び、非常食のローリング・ストックを呼びかけて、不要になった食品をフードバンクに寄付する活動も行いました。

  


  

食品ロスを減らしてSDGsにも貢献!

運動×防災教室は6月23日~7月14日の毎週木曜日に龍ケ崎コミュニティセンターで実施されました。毎回12~17人の高齢者が学生の指導でストレッチ、筋力づくり運動、エアロビック・ダンスを行ったり、唾液検査(ストレス、免疫)・体力測定が行われたりしました。参加者からは「とても楽しかったです」、「学生さんの元気をわけてもらえました」、「またお願いします」等の感想が寄せられています。また、茨城県防災・危機管理部の指導により、非常持ち出し袋について学習しました。「時間をもっととってほしい」という意見が出るなど、防災学習も好評でした。
  
フードバンクを担当する学生は、NPO法人フードバンク茨城牛久本部の方からフードバンクの理念や現状等についてのお話を伺い、運動×防災教室の期間中に「きずなBOX」(食品の回収容器)を設置して、教室で食品の寄付を呼びかけました。その結果、乾麺、缶詰、菓子類など10.4 kgもの食品が提供され、フードバンクに寄付することができました。
  
運動×防災教室に参加・協力して下さいました教室参加者、食品提供者、NPO法人フードバンク茨城牛久本部、龍ケ崎コミュニティセンター、茨城県防災・危機管理部の皆様方に、心から感謝いたします。流通経済大学では、今後も、教育・研究と同時に健康増進をはじめとする地域貢献活動に取り組んでいきます。
  
NPO法人フードバンク茨城ニュースレター2022年7月夏号(本活動が紹介されています)
【PDF】ニュースレターNo71