公募(事業)

事業の趣旨

スポーツ実施率の向上により、国民全体で「スポーツ」に親しみ、「スポーツ」に参画することの習慣づくりを広げていくことは、単に個々人がその恩恵に浴するのみならず、国民全体の健康寿命の延伸に寄与するという社会的な便益をもたらすものとして、今日強く期待されている。
そして、令和3年に開催された東京2020オリンピック・パラリンピック競技大会は、開催地である我が国において多くの感動を生むと共に、スポーツへの関心を大きく高めることとなった。

このような中、新たに策定された「第3期スポーツ基本計画」(令和4年3月、文部科学省策定)においては、成人の週1回以上のスポーツ実施率を70%程度まで引き上げるという目標が掲げられているとともに、社会情勢や個々人の置かれた状況に応じて、既存のスポーツの枠組みや考え方のみにとらわれることなく、それらを不断に柔軟に見直し・改善し、最も適切・有効な、あるいは個々の状況等に柔軟に応じた方法やルールを考え出したり、創り出したりするといった、スポーツを「つくる/はぐくむ」という観点が、新たな視点の一つとして盛り込まれている。

また、スポーツ実施率向上の打ち手となる施策を実施するためには、政府はもちろんのこと、地方自治体、産業界等を含む様々な主体が分野を超えて連携して、点から面の活動として取り組んで行く必要がある。

本事業ではスポーツ参画人口の拡大に向けて、Sport in Lifeコンソーシアム加盟団体が連携・協働して実施する新たな取組を後押しするとともに、昨今のライフスタイル変化やDX化の推進等、社会の潮流も捉えた、今後全国でスポーツ参画人口の拡大に向けた取組の創出が行われる際に、取組の横展開や、ヒントや知見の提供を通じた寄与ができるようなモデルとなる先進事例を形成することを目指す。

※Sport in Lifeとは、一人でも多くの方がスポーツに親しむ社会の実現を目的としてスポーツ庁が目指す、生活の中に自然とスポーツが取り込まれている姿。
(参考)Sport in Lifeホームページ

【事業スキームについて】

株式会社JTBコミュニケーションデザインは令和4年度「Sport in Life 推進プロジェクト」をスポーツ庁より受託し、本モデル創出事業を含むプロジェクト全体の運営・管理を実施している。本モデル創出事業については、スポーツ庁と協議のうえで、全体企画、案件組成にかかる事務局業務(公募の実施、採択、再委託手続など)、採択者の事業実施支援、進捗管理、効果検証などを行う。

事業の内容

スポーツ人口拡大に向けた取組モデル創出事業を実施する。
受託者は本事業の目的達成に向けて以下の(1)~(4)の内容を実施する。

モデル創出事業の実施

スポーツ実施人口の裾野拡大を目的として、従来のスポーツの枠にとらわれず、新たなアプローチにより、スポーツ実施者の増加に向けた事業を実施する。
スポーツ実施者の増加に向けた新たな取組モデルの創出につながるものであれば、事業内容は自由に提案して構わないものとするが、下記①~⑥を踏まえた上で企画するものとする。

生活にスポーツを取り入れること(共通テーマ)

令和3年度「スポーツの実施状況等に関する世論調査」の中で、スポーツ実施頻度が減ったまたはこれ以上増やせない(増やさない)要因を調査しているが、この結果からは働く世代や子育て世代を中心に幅広い層で「仕事や家事が忙しいから」、「面倒くさいから」等のスポーツに割く「時間」が阻害要因となっていることが推察でき、その他の属性においては自身の体力やスポーツに必要となるお金等に起因する阻害要因も散見される。
このことから、本年のモデル創出事業は、日常生活・行動において気軽に参加・採り入れが可能であり、個々人の体力に合わせて実施が可能且つ、多大な費用を要せずとも実施が可能と想定される「日常生活における行動やコミュニケーションをスポーツ化する等、生活にスポーツを取り入れることを促進する取組」であること。

昨今の社会状況・トレンド等の考慮

コロナ禍でのワークスタイル・ライフスタイルの変化等、昨今の社会背景・動向等を考慮した上で、今後も多くのスポーツ実施者の増加への寄与が期待できる取組であること。

取組の汎用性

本モデル創出事業は、汎用性の高い先進事例を形成することへの支援を目的としており、採択された取組は、各地域や各団体・企業等へ横展開することができたり、事業を通じた成果・検証結果等が全国各地での新たな取組創出におけるヒントや実証事例となり得るものであることが求められる。この観点を意識し、限られた条件下や局所的な環境のみで可能な取組ではなく、全国または多くの類似環境でも展開が可能な取組であること。

過去のモデル事業結果から得られた知見を活かした取組

令和2・3年度に行われた「スポーツ実施を阻害する課題解決のための実証実験」、「ターゲット横断的なスポーツ実施者の増加方策事業」両事業(2ヵ年計42件の事業を採択)での実証結果・取組成果等を踏まえたうえでの取組であること。

※令和2・3年度事業の採択者の成果報告はWEBページに掲載

ターゲットに応じた阻害要因・促進要因の分析と仮説の設定

取組の重点ターゲットを選択し、そのターゲットのスポーツ実施への阻害要因・促進要因等の仮説を構築した上で企画された取組であること。

《重点ターゲット》
昨年同様、以下5種のターゲットより選択して取組を企画するものとする。ターゲットは複数または全部を選択しても構わないが、選択したターゲットごとの阻害要因・促進要因の仮説を構築した上で取組を企画するものとする。

  • 子供・若者
  • 働く世代・子育て世代
  • 女性
  • 高齢者
  • 障害者

※ターゲットごとの阻害要因・促進要因の仮説設定にあたっての参考データ

令和3年度「スポーツの実施状況等に関する世論調査」

事業の継続性

本モデル事業は、全国に横展開を図る先進事例を支援する事業であるため、次年度以降に国費による支援が無くなったとしても継続・発展していくこと(事業の自走)が可能と見込まれる取組であること。

効果の検証

本事業を通じて構築された取組モデルの横展開に向けて、下記の観点から本事業から得られた取組効果や取組実施によるスポーツ実施者の増加効果を検証する。
検証項目や取りまとめにあたってのフォーマット等は、採択者に対し株式会社JTBコミュニケーションデザインがスポーツ庁と協議の上で、別途指示するものとする。

  • 本事業の対象者のうち、運動・スポーツすることが好きになった者の割合や、運動・スポーツの実施機会が増加した者の割合を調査する。
  • また、本事業の実施により、どのような理由がスポーツ意欲の向上や、実施機会の増加に寄与したかについて分析を行う。
  • 本年度の事業完了段階で、今年度の事業結果を踏まえ、全国への横展開における有用性や改善事項等の考察を取りまとめ、提出する。
  • 上記に限らず、増加方策の狙い、目的に応じて、適切な効果の検証、分析を行うこと。また、分析の際には、取組の継続にあたり新たに発見できた課題がある場合はそれも明記すること。

このほか、次年度のSport in Life推進プロジェクト事業において、令和4年度モデル創出事業採択団体に対し、事後ヒアリングや取組発表等の機会を設ける可能性があるが、その際は進捗報告や事例発表等の協力を行うこと。

実施状況の情報発信

スポーツ実施者の増加に向けた社会的機運の醸成や取組の横展開を図るため、実施する事業の内容や具体的な取組内容、状況についてSNSをはじめとしたメディアや、プロジェクトチームや構成団体が有する(独自の)ネットワークを活用し情報発信すること。

事業成果の報告

本事業の成果について、下記の通り報告を行う。ただし、委託事業の進捗状況については、スポーツ庁及び株式会社JTBコミュニケーションデザインの求めに応じて適時報告すること。

中間報告の実施

中間報告の機会を設定する。中間報告においては、事業の進捗状況を簡潔に取りまとめた資料を作成の上、事務局に事業の進捗状況を報告する。

※中間報告の実施時期は令和4年11月頃を予定しているが、詳細時期等は別途指示する。

最終報告の実施

最終報告の機会を設定する。また、事業の実施結果を簡潔に取りまとめた資料を作成の上、事務局が開催する最終報告会(東京都内もしくはオンライン開催予定)に出席し、事業の実施結果を報告する。

※最終報告会の日程は令和5年2月中旬~3月上旬を予定しているが、詳細時期等は別途指示する。

※最終報告会の参加に必要な経費は事業経費予定額に計上すること。

成果報告書の作成

(1)~(3)の事業実施結果について事業報告書を作成し、令和5年2月28日(火)までに株式会社JTBコミュニケーションデザインに印刷物2部、CD2部を提出する。

採択団体について

令和4年度「Sport in Life 推進プロジェクト(スポーツ人口拡大に向けた取組モデル創出事業)」
公募要領(スポーツ庁委託事業)
採択決定団体一覧

  • KDDI株式会社
    構成団体:
    公益財団法人横浜市スポーツ協会
    NUWAロボティクスJapan株式会社
    株式会社エイチ・アイ・エス
    株式会社ジェイエスピー
  • 一般社団法人さいたまスポーツコミッション
    構成団体:
    大宮アルディージャ
    さいたまブロンコス
    株式会社エスエイチモア
    シントシティ自治会
    日本コンベンションサービス株式会社
  • スポーツデータバンク株式会社
    構成団体:
    株式会社アシックス
    東日本電信電話株式会社
  • セントラルスポーツ株式会社
    構成団体:
    順天堂大学スポーツ健康科学部
    千葉市スポーツ振興課
    公益財団法人千葉市スポーツ協会ちばしパラポーツコンシェルジュ
  • 株式会社第一興商
    構成団体:
    愛知県蒲郡市
    株式会社クレメンティア
  • 株式会社ティップネス
    構成団体:
    藤枝市
    静岡産業大学山田研究室
    株式会社センシング
  • 一般社団法人日本スポーツエンターテインメント
    構成団体:
    松江市
    出雲市
    安来市
    米子市
    境港市
    NPO法人島根ベースボールイノベーション
    株式会社スポーツイノベーション
    ノーマプロダクション株式会社
    島根県農業協同組合
    C3pro株式会社
    社会福祉法人あさがお福祉会
    一般社団法人出雲漢方研究会
    島根県立松江南高等学校
    学校法人石川高等学校
    株式会社必ず楽しい
    鳥取大学医学部附属病院スポーツ医科学センター
  • ローヴァーズ株式会社
    構成団体:
    株式会社ルネサンス
    株式会社クレメンティア
  • 吉本興業株式会社
    構成団体:
    株式会社LAVA International
    UAゼンセン(全国繊維化学食品流通サービス一般労働組合同盟)
    学校法人近畿大学
  • 公益財団法人横浜YMCA
    構成団体:
    神奈川県立保健福祉大学リハビリテーション学科作業療法学専攻笹田研究室
    学校法人横浜YMCA(横浜YMCAスポーツ専門学校)
    独立行政法人国立病院機構久里浜医療センターインターネット依存治療部門三原聡子
  • 公益財団法人秦野市スポーツ協会
    構成団体:
    秦野市
    秦野商工会議所
    秦野市農業協同組合

採択団体の詳細および事業概要は下記をご参照ください。

採択団体一覧表【PDF】
採択団体の最終報告について

採択団体の最終報告は下記の通りです。(2023年3月時点)

  • KDDI株式会社

    AI・ロボティクス技術活用の個別最適化したスポーツ実施促進事業
    最終報告会報告資料[PDF]

  • 一般社団法人さいたまスポーツコミッション

    余暇時間を活用した“無意識の運動習慣”促進
    (「見る」スポーツ+地域巡り+魅力発見=動くことの楽しさへ)
    最終報告会報告資料[PDF]

  • スポーツデータバンク株式会社

    中学生の運動・スポーツ意識改革プロジェクト
    ~誰もが参加できる「学校×ICT」によるスポーツ機会の創出~
    最終報告会報告資料[PDF]

  • セントラルスポーツ株式会社

    障害のある人もない人も、すべての人に水泳と健康を!
    『インクルーシブ“共泳”教室 』
    最終報告会報告資料[PDF]

  • 株式会社第一興商

    ~世代間交流を通じて日常生活にスポーツを!地域を丸ごと健康に!~
    シニアもジュニアも誰もが一緒に楽しめる「ダンスdeエクササイズ」project
    最終報告会報告資料[PDF]

  • 株式会社ティップネス

    中山間地域の高齢者と都市部の子どもをつなぐオンライン運動事業
    最終報告会報告資料[PDF]

  • 一般社団法人日本スポーツエンターテインメント

    空間・時間・仲間の3つの「間」の壁を克服する!「楽しいうれしい運動プロジェクト」
    最終報告会報告資料[PDF]

  • ローヴァーズ株式会社

    地域の誰もがスポーツに親しみ楽しさを実感できるインクルーシブスポーツ推進プロジェクト「みんなのアソビバ」
    最終報告会報告資料[PDF]

  • 吉本興業株式会社

    ⼥性向け「笑うヨガ」プログラムの実施
    最終報告会報告資料[PDF]

  • 公益財団法人横浜YMCA

    ゲーム・スマホ依存傾向にある小中高生を対象とした運動・スポーツの意欲向上と生活時間の変化の実証実験
    最終報告会報告資料[PDF]

  • 公益財団法人秦野市スポーツ協会

    はだの健幸スポーツ応援券配布事業※健幸=健康 × 幸福の造語
    最終報告会報告資料[PDF]