公募(事業)
令和7年度「Sport in Life推進プロジェクト
(セルフチェックの社会実装に向けたモデル創出事業)」
公募要領(スポーツ庁委託事業)
運動・スポーツは、体力の維持・向上、体重管理、自己免疫力の向上、ストレス解消等、心身の健康の保持増進に様々な効果が期待できる。また、運動・スポーツを効果的に実施するためには、自主的に自らの身体への意識や関心を高め、身体の状態を把握しておくことが重要であり、こうしたことが運動欲求を高めることにもつながる。
そのため、自身の身体機能の状態を知ることができるスポーツ庁の身体診断「セルフチェック」及び「改善エクササイズ」(注1)の周知・啓発を図り、個々の状態・状況に即した適切な運動・スポーツが実施されるための取組の充実が必要である。
「セルフチェック」の普及に向けたこれまでの取組としては、「セルフチェック」の周知広報、「セルフチェック」の実証研究、「セルフチェック」の指導者の育成、企業における「セルフチェック」の実践、「セルフチェック」の手引きの作成などを段階的に実施し、社会実装に向けた環境整備を進めてきた。(注2、注3、注4)
これらの環境を前提として、本事業では、Sport in Lifeコンソーシアムの加盟団体が、上記の指導者と連携することや、手引き等を活用するなどして、「セルフチェック」を取り入れた新たな取組を創出し、「セルフチェック」及び「改善エクササイズ」の社会実装に寄与するモデルとなる先進事例の形成を目指す。
(注1)室伏長官が考案・実演する身体診断「セルフチェック」動画
https://www.mext.go.jp/sports/b_menu/sports/jsa_00040.html
(注2)「セルフチェック」の普及について(スポーツ審議会健康スポーツ部会(第32回) 資料2)
https://www.mext.go.jp/sports/content/250515-spt_kensport01-000042499_03.pdf
(注3)身体診断「セルフチェック」「改善エクササイズ」の手引き(スポーツ審議会健康スポーツ部会(第32回) 参考資料3)
https://www.mext.go.jp/sports/content/250515-spt_kensport01-000042499_07.pdf
(注4)スポーツ庁実施施策P12~20(スポーツ審議会スポーツ基本計画部会(第3期)(第3回)参考1)
https://www.mext.go.jp/sports/content/20250305-spt_sseisaku02-000040740_110.pdf
株式会社コクーンエイトは令和7年度「Sport in Life推進プロジェクト」をスポーツ庁より受託し、本事業を含むプロジェクト全体の運営・管理を実施している。本事業については、スポーツ庁と協議のうえで、全体企画、案件組成にかかる事務局業務(公募の実施、採択、再委託手続など)、採択者の事業実施支援、進捗管理、効果検証などを行う。
受託者は以下の(1)~(4)の内容を実施する。
- 取組モデル創出事業の実施
-
セルフチェックの社会実装に向けて、以下のテーマ(ア)~(エ)のうち1つを選択し実施する(複数のテーマにまたがる内容である場合にも、必ずその中で主たるテーマを1つ選択すること)。
また各テーマに共通して、取組内容は、上記の「事業の趣旨」や、下記の【留意事項】に記載の①~④を踏まえた上で提案すること。- ◆テーマ(ア) 身体のうち内蔵器や呼吸・循環器、内分泌・代謝系等を定期的な健康診断でチェックするように、運動器を「セルフチェック」を用いて定期的にチェックすることを、健康診断と連動して実施する又は健康診断のような形態で別途実施するモデル
- ◆テーマ(イ) フィットネスジム等において、身体のパフォーマンスを体力測定等によりチェックするように、運動器を「セルフチェック」を用いてチェックすることを、体力測定等と連動して実施する又は別途実施するとともに、「セルフチェック」の結果に応じた「改善エクササイズ」を併せ実施するモデル
- ◆テーマ(ウ) 参加人数の多いスポーツ大会やイベント、実施頻度の多いスポーツ教室や部活動、サークル活動等において、準備体操や整理体操等の一環として「セルフチェック」「改善エクササイズ」の一部を組み入れて実施するモデル
- ◆テーマ(エ) 例えば運輸・配送業であればトラックドライバーや航空機の客室乗務員など、身体の部位に可動性や筋力、バランス等の機能低下が起こりうる場合に、「セルフチェック」を用いて運動器を毎月1回以上チェックし、「セルフチェック」の結果に応じた「改善エクササイズ」を毎日又は数日おきに実施するモデル
【留意事項】- 提案内容に以下の取組が含まれているものは加点対象とする。
- 改善エクササイズを一定期間実施する場合は、その期間の前後で、一人ひとりが抱える健康課題(肩こり・腰痛の痛みの程度など)の変化や転倒の増減等を、客観的な指標を用いて評価する取組
- 上記aの取組に、改善エクササイズを実施する者としない者とで比較評価することを含めた取組
- 提案したモデルを持続的に実施可能とするため、必要となる体制や制度等を整備する取組
- SNS等を活用し、セルフチェックや改善エクササイズの実施風景を魅力的に発信することで、セルフチェックのスタイルを広く普及させる取組
- 紙風船エクササイズと組み合わせて実施する取組
(注)紙風船エクササイズ:https://www.mext.go.jp/sports/b_menu/sports/jsa_00073.html
- 実施するセルフチェックは、取り組むモデルの内容や目的、実施現場の実情等に応じ、11種目すべてではなく何種類かを選んで実施することも可とする。ただし、その理由を説明すること。
- モデル事業として、汎用性(他の団体・企業、地域における横展開の可能性)や事業継続性(自走化の可能性)が見込める内容とすること。また、そう見込める理由を説明すること。
- 令和5~6年度にスポーツ庁が実施した「セルフチェック」等の指導者養成(注)の受講者から助言や協力を得ることを推奨する。助言や協力を得る場合は、その旨のみ提案・表明すること。
(注)「セルフチェック」の普及についてP14(スポーツ審議会健康スポーツ部会(第32回) 資料2)
https://www.mext.go.jp/sports/content/250515-spt_kensport01-000042499_03.pdf
- 効果の検証
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本事業により得られる効果・成果について、上記「事業の趣旨」とそれぞれのテーマに沿った目標を予め設定し、取組の実施による具体的な効果・成果、課題、改善事項等を検証し、取りまとめる。
なお、次年度のSport in Life推進プロジェクト事業において、令和7年度モデル創出事業採択団体に対し、事後ヒアリングや取組発表等の機会を設ける可能性があり、その際は協力・対応すること。 - 実施事業に関する情報発信
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身体診断「セルフチェック」の認知促進を図るため、以下の情報発信を行う。
- 実施する事業の内容や具体的な取組状況等について、SNSをはじめとするメディアや、プロジェクトチームや構成団体が有する独自のネットワークを活用し情報発信すること。
- ①に加え、スポーツ庁が運営するポータルサイト「ここスポ」の管理者アカウントを取得し(無料)、本事業における運動・スポーツの実施日程や取組に関する情報を、「ここスポ」を活用して発信すること。
※「ここスポ」ホームページ:https://cocospo.go.jp/
- 事業成果の報告
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本事業の成果について、下記の通り報告を行う。ただし、委託事業の進捗状況については、スポーツ庁及び株式会社コクーンエイトの求めに応じて適時報告すること。
- 中間報告の実施
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中間報告の機会を設定する。事業の進捗状況を様式に沿って取りまとめた資料を作成の上、事務局が開催する中間報告会(オンライン開催予定)に出席し、事業の進捗状況を報告する。
※中間報告は令和7年12月~令和8年1月頃を予定しているが、詳細時期等は別途指示する。
- 最終成果報告書の作成
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(1)~(3)の事業実施結果について、最終成果報告書を作成し、令和8年2月27日(金)までに株式会社コクーンエイトに電子データにて提出する。なお、報告書については、原則スポーツ庁ホームページやSport in Lifeホームページに掲載する予定であることに留意すること。
Sport in Lifeコンソーシアムに加盟する地方公共団体又は法人格を有する団体が代表団体となり、複数の団体から成るプロジェクトチームを構成すること。なお、プロジェクトチームの構成団体についてもSport in Lifeコンソーシアムに加盟していることが望ましい。
なお、過年度において、「スポーツ人口拡大に向けた取組モデル創出事業(令和4・5・6年度)」、「スポーツ実施を阻害する課題解決のための実証実験(令和2・3年度)」、「ターゲット横断的なスポーツ実施者の増加方策事業(令和2・3年度)」に採択された経験のある団体からの応募も可能とするが、その場合は過去採択時とは異なる取組での応募のみを可能とする。
(1)の提出書類①~⑦のデータを電子メールにて、(2)に示す提出先メールアドレスまで提出してください。
押印は不要です。
- メールの件名は「【団体名】令和7年度Sport in Life推進プロジェクト(セルフチェックの社会実装に向けたモデル創出事業)」としてください。
- メール送信上の事故(未達等)について、当方は一切の責任を負いませんので、予めご了承ください。
- 提出書類
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- 企画提案書(PowerPoint版)
- 企画提案書(Word版)
- 企画提案書概要(Excel版)
- 申請団体の概要
- 最新の財務諸表等の資料
- 暴力団体等に該当しない旨の誓約書
- 審査基準にある「ワーク・ライフ・バランス等の推進に関する評価」における認定等又は内閣府男女共同参画局長の認定等相当確認通知がある場合は、その写し
- ①~⑦はいずれもPDFデータ形式で提出してください。
- ①・②・③については、PDFではない加工可能なデータもメールにて提出してください。
- ④・⑤・⑦の様式は問いません。
- 提出先
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Sport in Life運営事務局(株式会社コクーンエイト内)
E-mail : model@sil-pj.com
- 公募開始: 令和7年6月18日(水)
- 公募説明会申込締切: 令和7年6月26日(木)午後2時まで
- 公募説明会: 令和7年6月27日(金)午前11時~午後0時
- 公募締切: 令和7年7月14日(月)午前11時
- 選定: 令和7年7月下旬~8月上旬(予定)
- 契約締結: 令和7年8月中旬以降(予定)
- 契約期間: 契約締結日~令和8年3月1日(日)
本公募に関わる説明会を、以下日時にオンラインで開催する。
- 日時:令和7年6月27日(金) 午前11:00~午後0:00
- 形式:オンライン開催 (Zoomを予定)
- 申込方法:公募説明会希望者は、下記の登録フォームより、参加団体名、参加者名、参加者のメールアドレス、連絡先(電話番号)を記載の上申し込みを行うこと。説明会当日は、登録フォーム入力後、発行したzoomのリンクから参加すること。
※申込締切:6月26日(木) 午後2:00まで
※説明会への出席有無は、審査結果に関連しないものとする。
※申込内容に変更等がある場合は、事務局メールアドレス<model@sil-pj.com>まで連絡すること。
選定の結果、契約予定者と企画提案書等を基に、契約条件を調整するものとする。なお、契約金額については、事業計画書等の内容を勘案して決定するため、企画提案者の提示する金額と必ずしも一致するものではない。
また、契約条件等が合致しない場合には契約締結を行わない場合がある。
契約に際して、情報セキュリティ対策の観点から、契約予定者には、情報管理にかかる基本方針の明確化、具体的なセキュリティ管理策の実施、個人情報保護対策、腐敗防止に関する法令遵守態勢の整備や、対応状況に関する報告書類の提出(情報管理体制等確認書など)を求める。情報セキュリティ対策が十分でない場合には、契約締結を行わない場合がある。
契約は、契約書を締結(契約書に契約の当事者双方が押印)したときに確定することとなるため、契約予定者として選定されたとしても、契約書締結後でなければ事業に着手できないことに十分注意すること。
なお採択者から、構成団体等への再委託は認めない。
Sport in Life運営事務局(株式会社コクーンエイト内)
E-mail : model@sil-pj.com
TEL:080-4742-1558 (平日:10:00~18:00/留守番電話・応対自動メッセージはございません。)
- 事業内容等に関する問合せは、件名を「【問合せ】令和7年度Sport in Life推進プロジェクト(セルフチェックの社会実装に向けたモデル創出事業)」とし、電子メールで送付すること。電話での受付はできない。
- 公募期間中の質問・相談等については、当該者のみが有利となるような質問等については回答できない。本事業に係る重要な情報はホームページで公開している本件の公募情報に開示する。
https://sportinlife.go.jp/consortium/offer/
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