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スポーツ庁では、一人でも多くの方がスポーツに親しむ社会の実現のため、
「Sport in Lifeプロジェクト」として、様々な取組を行っています。

その取組の一つとして、令和3年度にスポーツ人口の拡大に資する優れた取組を表彰する「Sport in Lifeアワード」を創設し、この度、85団体の応募から、12団体の受賞を決定いたしました。第一回「Sport in Life アワード」受賞団体一覧ページでは受賞団体、取組概要、評価のポイント、第一回「Sport in Life アワード」事例集、表彰式のアーカイブ動画を掲載しています。

本アワードで受賞された取組を広く社会へ発信することで、より多くの国民のスポーツ参加の機会を創出し、Sport in Life(生活の中にスポーツを)の実現を目指していきます。

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【アーカイブ動画】第一回「Sport in Life アワード」表彰式
※令和3年度「Sport in Lifeコンソーシアム総会」を同日に開催しました。
表彰式の様子は、38:16 からです。

取組募集アクション
Sport in Life2021大賞(最優秀賞)(1団体)
事業者・団体名
一般社団法人TOKYO PLAY
取組名
渋谷どこでも運動場プロジェクト
取組概要
渋谷区自身を「15平方キロメートルの運動場」と捉え、日常的な運動も、楽しみで行うスポーツも、すべてが暮らしに溶け込むような「思わず身体を動かしたくなる街」づくりを進める渋谷区と連携し、暮らしに身近な道路や緑道、公園など人が行き交う場所で、スポーツや遊びを通して体を動かしながら同じ地域に住んでいる人同士がつながることのできる機会づくりを推進する。
評価ポイント
・遊びの中で、体を動かし、地域一丸となってコミュニティも作れる、まさにSport in Lifeの理念を体現したような素晴らしい取組。ノウハウが蓄積されれば、他地域でも展開可能な点も高く評価する。 ・地域全体をフィールドとすることで、多様な人にアプローチできる。またオープンな場でスポーツを実施できることで、視認性(アピール)も高い。 ・日常生活空間としての街中をスポーツ空間にする点、申し込み不要・無料であることも参加障壁を大きく低減させている。
【Sport in Life2021優秀賞(11団体)】(敬称略、部門毎に五十音順)
【企業部門】
事業者・団体名
株式会社biima
取組名
biima sports(ビーマスポーツ)
取組概要
最新のスポーツ科学と幼児教育論を融合した「21世紀型総合キッズスポーツスクール - biima sports(ビーマ スポーツ) - 」を、全国で150校舎展開。早稲田大学教授陣と「基礎運動能力」「非認知能力」「自己肯定力」を科学的に高めるプログラムを共同で開発し、3歳〜11歳を対象にサービスを提供。全国の企業や、自治体、教育機関とも連携を強化し、さらなるサービス拡大を目指す。
評価ポイント
・科学的根拠に基づいたプログラムであり、そのプログラムを実践するための全国的な場の開拓、指導者育成プログラムなど単発のイベントや取組ではない点を評価。我が国のスポーツ参加人口や教育の在り方自体を変えようとする戦略的な取組である。 ・子供がスポーツを身近に感じることができ、またそれにより大人も一緒にスポーツができる仕組み。一つひとつの取組の質に加えて、それぞれの取組が相互に連携して組み立てられている。 ・子どもの運動習慣の二極化という課題を解決する挑戦的な取組。保護者が家庭でできるようにする工夫も習慣化を促進するのに機能していると思われる。人材育成にも着手しており、高い持続可能性が期待できる。
事業者・団体名
株式会社フットボールクラブ 水戸ホーリーホック
取組名
第1回水戸ホーリーホックグラウンドゴルフ大会
取組概要
弊社拠点がある茨城県城里町在住者の運動機会促進を目的としてグラウンドゴルフ大会を実施。運営には城里町行政や社会福祉協議会、地元高校生などが協力し、4才〜91才まで137名が参加。大会翌日には弊社Jリーグ公式戦に招待し、約3,500名の観客が見守るスタジアムで表彰式を実施。試合観戦までを本取組の一環とすることで、スポーツを“する楽しさ”と“観る楽しさ” 双方を週末に体験できる取組となった。
評価ポイント
・年代を超えてのイベント、コミュニティは大変重要であり、地域活性化に寄与する良い取組である。 ・プロスポーツクラブが行政と強力に連携してホームタウンの廃校利活用を進め、地域内にスポーツ機会を提供する好事例である。高校生や行政職員がボランティアとして参画している点も評価できる。 ・グラウンドゴルフを通して遊び感覚でスポーツを始める機会になっている取組である。
事業者・団体名
stadiums株式会社
取組名
7-9PARK(ナナキュウパーク)
取組概要
国民公園である新宿御苑を舞台に7時~9時の「朝の2時間だけ」出現するヨガやストレッチなどのアクティビティ、フードトラックでの朝食、英会話やキッズスクールなどのコミュニティプログラムを運営。誰もがイベント提供者にも、参加者にもなることができ、7-9PARK専用アプリでイベント提供者はイベント作成から、参加者は予約、参加費の決済まで完結できる。公園をきっかけに地域の運動文化とコミュニティを創生するプロジェクト。
評価ポイント
・朝の時間を有効活用し、決まった場所で必ず何かスポーツを行うことができるという点はスポーツ実施の拠り所となる。 ・アプリで簡単に利用できる点も良く、他地域の公園でも展開可能な点も高く評価する。 ・普段とは違う特別な場所で運動できると思うと参加したいと思える機会につながっている。
事業者・団体名
東京西サトー製品販売株式会社
取組名
職場からゼロ分!勤務中の本格ヨガで体も頭も心もスッキリ!
取組概要
社内の多目的ホールにて、週2回(1日につき3講座)ヨガ教室を開催。講師も生徒も従業員で、受講中も就業時間とみなされる。「ヨガ行ってきまーす!」「行ってらしゃーい」の声が職場に飛び交う。準備運動から瞑想までたっぷり1時間。集中力が途切れがちな午後のデスクワークもヨガで心身ともにもスッキリし、ミスが軽減された。また、普段は異なる部署で働く者同士が共に体を動かし、良いコミュニケーションの場になっている。
評価ポイント
・会社内の社内人材を活用し、就業時間中に教室に参加できる素晴らしい取組である。 ・会社内の社内人材を活用し、就業時間中に教室に参加できる素晴らしい取組である。 ・企業における従業員の身体健康の促進や、「時間がない」という点がスポーツを実施しない大きな課題であるため、仕事の中、職場の中で、身体を動かす機会を作ることは評価できる。
【団体部門】
事業者・団体名
NPO法人北摂ベースボールアカデミー
取組名
誰でもいつでも個人で始めやすい野球環境への取組
取組概要
既存の野球チームに参加するのが難しい子ども・大人・女性にスポットを当て、誰でも参加しやすい野球環境を創出した。週末の長時間練習に参加するのが難しい初心者の子どもを対象に平日90分の野球教室を開催したところ、2年半で累計1,376名が参加し、キャンセル待ちが発生するほど盛況だった。他にも大人が気軽に参加できる個人参加型野球イベントや女性のための野球スクールを実施し、好評を博した。
評価ポイント
・野球は一般的に団体競技であることやルールなどが分からない、ハードルが高い点が参加しにくい原因である。本取組は、1人でも参加できる点、楽しみながら参加できる点、親子でも、女性でも参加できるという点が、スポーツ参加人口の増加につながるため評価。 ・野球を親しみやすいスポーツに変革し、気軽なスタイルで野球に取り組むことを後押ししており、Sports in Lifeの理念と合致している。 ・子供や働く親にとって平日放課後の時間を利用することで子供が参加しやすくなっており、野球場開放などのアイデアもユニークである。
事業者・団体名
認定NPO法人改革プロジェクト
取組名
パトラン(パトロールランニング)
取組概要
パトランは市民が赤いTシャツを着て、夜間や下校時間帯にランニングをしながらパトロールを行う活動。全国42都道府県で、約2,400人の「パトランナー」が個人やチームを組んで活動している。防犯に加え、地域での仲間づくりや健康促進など個々人のウェルビーイングの向上にもつながる。多世代が交わりながら、自分に合う運動スタイルや頻度で緩やかに活動することで、地域防犯の目となり犯罪抑止に寄与している。
評価ポイント
・スポーツ×防犯の素晴らしい取組で、成果を見える化している点も高評価。 ・運動自体が目的ではなく、防犯活動という目的をおいて、そのための「運動」と位置付けている点が興味深い。 ・「防犯」という地域課題解決とリンクさせることで、公共性を高め、参加者の目的意識と持続性(習慣化)を高めている。
事業者・団体名
FUJIO PROJECT
取組名
神奈川県逗⼦市における⼦どもから⼤⼈まで楽しめるご当地スポーツとしてのトレイルランニング〜環境教育との融合を通じた持続可能なアウトドアスポーツ普及への取り組み
取組概要
アウトドアにおける持続可能なスポーツを地域に根付かせるため、トレイルランニングと環境教育とを融合させた様々な取組を実施。現在、神奈川県逗子市を拠点に放課後や休日の子ども達の外遊びの受け皿となり、マナー普及啓発などの教育を行っている。山を駆け回る子どもは年々増えており、「海のまち」として 知られる逗子であるが「海と山のまち」として認知される日を目指す。
評価ポイント
・自然とともに運動し、環境教育やジュニア期の基礎的な運動能力向上とリンクさせることでトレイルランの公共性を高めている点を評価。 ・自然とともに運動し、環境教育やジュニア期の基礎的な運動能力向上とリンクさせることでトレイルランの公共性を高めている点を評価。 ・若年層向けのトレイルランニングの教室単体ではなく、多世代・多志向な層をターゲットに環境教育を通じた地域コミュニティ・仲間づくりに重点をおいた活動になっている点を評価。
【自治体部門】
事業者・団体名
神奈川県厚木市教育委員会社会教育部スポーツ推進課
取組名
あつぎサーチウォークチャレンジ/地区体育振興会委員研修会(サーチウォーク)
取組概要
神奈川県発祥のサーチウォークは、地図に示された情報を基に目標の電柱を探し出し、合計ポイントを競うウォーキング競技である。新型コロナウイルス感染拡大に伴い、三密を避けた屋外でのイベントとしてこのサーチウォーク競技を実施した。まずはスポーツ推進委員向けに研修会を実施し、その後市民を対象としたチャレンジ大会を開催した。現在は、市内15地区の各公民館を拠点に活動している地区体育振興会において、委員向けの研修会や地区住民を対象とした大会開催を継続中である。
評価ポイント
・コロナ禍の中で出来るスポーツイベントを、地域住民と一緒に作り上げコミュニティもできる素晴らしい取組。市内の半分の地区で実施されていることも熱意を感じる。 ・地図に示された情報を基にして、目標の電柱を探し出し、得点を競うウォーキング競技「サーチウォーク」は、ゲーム性、日常への溶け込みの両方が組み込まれておりスポーツ参加人口増加に寄与する。 ・景品に地元の「厚木米」を使っている点も面白かった。どこの地域でも、その地域内でターゲットを設定してサーチウォークイベントを行ったり、地域産品を景品にすることができる。自然と触れ合いながら身体を動かすことが、健康促進にもつながる点を評価。
事業者・団体名
神奈川県藤沢市
取組名
神奈川県藤沢市における市民全体の身体活動促進プロジェクト「ふじさわプラス・テン」
取組概要
2013年より慶應義塾大学、藤沢市保健医療財団と共に、厚生労働省アクティブガイド「プラス・テン(今より10分多くからだを動かそう)」を基にした生活圏域における運動・スポーツ促進の様々な取組を実施した。関連機関と協働し、各種媒体による情報提供、講座・イベント等の教育機会の創出、グループ運動を軸にしたコミュニティ形成促進策に取り組んだ結果、5年後に主対象とした高齢者の身体活動時間増加につながった。
評価ポイント
・長期的な視点が組み込まれ、全住民から対象者を抽出し、実際に身体活動増加に結び付いたことを証明する素晴らしい取組。特に格差にも配慮していることは高く評価できる。 ・医療関係、大学と連携して行うことによって、知見も共有できる良い取組。他の自治体でも応用可能な方法が多く、横展開ができる点も評価。 ・「プラス10分身体を動かす」ということを5年間促進したら本当に運動実施者が増えたというデータの蓄積がある点が高く評価できる。
事業者・団体名
長野県
取組名
パラウェーブNAGANOプロジェクト~(公財)日本財団パラスポーツサポートセンターと協働で取組む長野県発の未来社会プロジェクト~
取組概要
スポーツを通じて共生社会創造を目指すプロジェクト。(公財)日本財団パラスポーツサポートセンターとともに展開し、様々な事業を実施。「パラ学」では県内の学校に対しバスケ車を使った独自の体験型授業を提供し、また誰もが参加できるボッチャ競技大会「パラウェーブNAGANOカップ」を開催。子どもや高齢者、障害のある人もない人もすべての人を巻き込んだ大きなパラスポーツの波を起こしている。
評価ポイント
・パラスポーツの概念をベースとした取組であり、スポーツのハードルを下げて考え、取組を実施されている点を評価。 ・小学校の授業で「パラ学」を教える試みは素晴らしい。総合型地域スポーツクラブでパラスポーツができる環境整備を進めるのは、障害のある人のスポーツ習慣化には必要な取組。 ・障害者の「スポーツをしたい」という気持ちに応え、健常者と障害者がともにスポーツができるような場も設けており、結果として障害者にとってスポーツ意欲の向上につながっている。
事業者・団体名
福井県交流文化部文化・スポーツ局スポーツ課
取組名
街なかピンポン
取組概要
高校生県議会における高校生による提案を受け、交流人口の増加および街なか活性化を目的に、福井駅周辺の商店街内のスペース(新栄テラス)に卓球台を設置し、誰でも気軽に街なかでスポーツができる場所を創出。【ユニークポイント】①創作卓球台や座って4人でピンポンなど、なかなか体験できないピンポンが可能②開放感のある青空の下で安全性の高い芝生で楽しめる。風の影響も楽しみ③商店街の店舗でラケットを借り、交流が生まれたり普段訪れない店舗を訪れたりする効果がある。
評価ポイント
・高校生県議会における高校生による提案から、実現につなげているため、提供者と利用者が一体化している点を評価。 ・集まれる「場」づくり、「創作卓球台」というコンテンツを用意して、ストーリー性のある体験価値を生み出している。 ・街中にスポーツを持ち込み、卓球がどこでもできることも、定着できる点を評価。高校生が主体的にアイデアを出し、民間を巻き込んで実現させる過程も素晴らしい。