【開催報告/アーカイブ配信】令和4年度「Sport in Lifeコンソーシアム総会」・第2回「Sport in Lifeアワード」表彰式

令和5年3月7日(火)、 令和4年度Sport in Life コンソーシアム総会及び、第2回「Sport in Lifeアワード」表彰式が、東京都内で開かれ、スポーツ人口の拡大に向けた優れた取組を行う9団体が表彰されました。

冒頭のトークセッションではファシリテーターにフリーアナウンサーの平井理央氏、ゲストにスポーツデータバンク株式会社代表取締役の石塚大輔氏、NTT東日本野球部前監督の飯塚智広氏、早稲田大学スポーツ科学学術院教授の金岡恒治氏とスポーツ庁の室伏広治長官によって、「様々な立場の人が「ともに」スポーツを「楽しめる」環境づくり」をテーマとしたトークが行われました。

表彰式ではスポーツ人口の拡大に向けた優れた取り組みを実施する9団体へ、室伏長官より賞状とトロフィーを授与しました。
第2回のSport in Life2022 大賞に選ばれたのは、一般社団法人parkrun Japanの「parkrun(パークラン)」。参加制限のないコミュニティイベントを同じ曜日、同じ時間帯に実施することで、こどもから高齢者まで誰もが参加しやすい仕組みとなっている点が高く評価されました。

 

受賞した一般社団法人parkrun Japanの岡田智麻希さんは、「スポーツ庁が掲げる目標と、parkrun(パークラン)の目標、健康で幸せな世界をつくるということが合致し、大賞をいただけたことに感謝している。これからもスポーツを身近にしない人々が気軽に楽しく参加できるイベントを全国に展開していきたい(一部抜粋)」と話しました。

表彰式では、今回受賞した9団体のうち、【Sport in Life2022大賞】の一般社団法人parkrun Japanをはじめ、【企業部門】一般社団法人ルートプラス、【団体部門】一般社団法人 公園からの健康づくりネット、【自治体部門】品川区教育委員会の取組紹介を実施し、最後には、第2回「Sport in Lifeアワード」の審査員より、総評を行いました。

   

今後もこうした取り組みをHPや、SNSで広く社会へ発信することで、より多くの国民のスポーツ参加の機会を創出し、Sport in Life(生活の中にスポーツを)の実現を目指していきます。

  

Web https://sportinlife.go.jp/
Twitter https://twitter.com/sportinlife_JSA

 

令和4年度「Sport in Lifeコンソーシアム総会」・第2回「Sport in Lifeアワード」表彰式について、アーカイブ配信しておりますので、是非ご視聴ください。

 

【アーカイブ配信】
令和4年度「Sport in Lifeコンソーシアム総会」及び「第2回Sport in Lifeアワード」表彰式
https://www.youtube.com/watch?v=rHe04tmhzs8

 

第2回「Sport in Lifeアワード」 受賞団体は以下の通り。

 

◎第2回「Sport in Lifeアワード」 受賞団体

【Sport in Life2022大賞(最優秀賞)(1団体)】

■一般社団法人 parkrun Japan
取組名:parkrun(パークラン)
取組概要:
2004年にイギリスで誕生した無料コミュニティイベント「parkrun」。様々な年齢層、性別、国籍、体型、運動能力や身体機能、職業、バックグラウンドに関わらず皆が平等に一緒に楽しく屋外で活動できるよう、毎週土曜朝8時から5キロのウォーキング、ジョギング、ランニング、そしてイベントのボランティアに参加できる。参加費・事前予約不要という気軽さ、また毎週開催による生活習慣への取り入れやすさから、2022年は1,618回のイベントに累計61,499人が参加した。

  

【Sport in Life2022優秀賞(8団体)】(敬称略、部門毎、順不同)
[企業部門]

■アステナホールディングス株式会社
取組名:企業版ふるさと納税を活用した社内ウォーキングイベント「歩くふるさと納税」
取組概要:
歩くふるさと納税は、社内ウォーキングイベントで従業員が歩いた歩数に応じて、企業が社会貢献のための寄付(企業版ふるさと納税)をする取り組みである。本イベントへの参加により、企業は健康経営、自治体は寄付による歳入増加、働く個人は社会貢献活動の実現等、それぞれ複数のメリットを得られる「三方良し」の仕組みが特徴。現在は、専用のスマートフォンアプリを開発し、サービスとして社外提供も行っている。

■一般社団法人ルートプラス
取組名:スポーツアフターワーク
取組概要:
毎週月水金曜日の20時〜22時に、従業員やその家族、知り合い、園児や小学生の子ども達等の参加者20名前後が近場の体育館に集まり、様々なスポーツをレクリエーションレベルで実施している。バレーボールやバスケットボール等のメジャースポーツだけでなく、バドミントンやスポレック等も行う。毎週3回(月水金曜)開催すること、また仕事後に参加できる時間帯に設定することで、週1回以上の参加をしやすくしている。従業員の週1回以上のスポーツ実施率100%。

■株式会社ユーフォリア
取組名:働く人のウェルビーイングを実現する「ウェルネスプログラム」
取組概要:
トップアスリートが受けている評価方法・身体的ケアを働く人向けにカスタマイズし、①サーベイやフィジカルチェックによる現状可視化、②専門トレーナーによる運動プログラムの実施、そして③プログラムの効果測定 までを一気通貫で行う。参加者が自身のコンディションの高め方を理解し、自身で運動に取り組みながら健康を維持していくことを目指す。 300名規模の工場で、肩こり腰痛を抱える30名の従業員に対して実施した結果、「プログラム満足度90%」、「肩こり腰痛の改善実感85%」と非常に高い評価を得た。

 

[団体部門]

■一般社団法人 公園からの健康づくりネット
取組名:お昼休み☆20分ゆるゆるストレッチ
取組概要:
平日の昼休みには多くのオフィスワーカーが昼食や休憩をしている公園を会場に、申込・参加費不要の誰もが気軽に参加できる運動プログラムとして開催。1回20分で、週1回を3か月間、計10回実施したところ、隣の会社で働く男性や女性が同僚を誘って参加したほか、近くに住む子育て中のママ等、延べ127名の参加があった。自宅や職場でもストレッチを続けるための冊子『続けるストレッチBOOK』を作成し配布・HPに掲載し、ストレッチ動画も公開することで、プログラム終了後のフォローアップも行っている。

■一般社団法人ダンス教育振興連盟JDAC
取組名:シニア向け「健康ダンス教室」の開催
取組概要:
認知症予防・身体機能の維持・筋力の向上などを目的に、理学療法士が監修した安全性の高いプログラムで、音楽に合わせたストレッチ、脳トレ、オリジナルの振付によるダンスを約60分間行う。使用する曲は参加者の世代に合わせて、青春時代を思い出すような曲や、誰もが知るヒット曲を選ぶことで、聞いているだけで楽しくなる、身体を動かしたくなるよう工夫。令和2年度の大阪市内3区での開催から、令和3年度からは13区に拡大、令和4年度はさらに開催回数が増加し、年間200回を超え、延べ5,000名以上の参加実績となる見込み。

  

[自治体部門]

■品川区教育委員会
取組名:しながわ学校2020レガシー
取組概要:
東京2020大会に向けたオリンピック・パラリンピック教育をレガシー化するため、全区立学校・園において、これまでの体験活動を継続できるよう、区独自で予算措置(1校50,000円)をとった。また、区内開催・応援競技であった5人制サッカー(ブラインドサッカー)について、教職員への研修を年1回開催するとともに、8年生の全生徒に対しての体験教室を実施。パラリンピック競技をはじめ、他の競技への興味、体を動かすことの楽しさや喜び等、スポーツのもつ多様な価値や魅力に気付くことができた。

■嬬恋村
取組名:スポーツのチカラで村を元気に! 地域多世代交流活動「嬬恋村フィットネスフェスタ2022」
取組概要:
子どもから高齢者まで全ての村民が「スポーツのチカラで元気に、笑顔になれる」よう、「健康」「防災」「遊び」という、地域で取り組んでいきたい課題をテーマにした「嬬恋村フィットネスフェスタ2022」を、春と夏の2回開催。多様な人々が様々な形で参画できる接点づくり、持続可能な取組にしていくための仕掛けとして、①様々な世代が一緒に楽しめるプログラム、②地域のプロスポーツとの共創、③地域の多様な人材がプレイヤーとして活躍できる体制づくりを行った。春は259名、夏は187名の参加となった。

■館山市
取組名:館山市スポーツ推進委員による、身近で気軽な楽しいスポーツ事業!
取組概要:
新型コロナウイルス感染症によりスポーツから離れてしまった方や、自宅でもできる軽運動を知りたい方からの声を受けて、館山市スポーツ推進委員連絡協議会が行う「楽しい運動教室」を、8月を除き各月で異なるスポーツ推進委員が各自得意な運動を生かし開催。また、5月は「鏡ケ浦サンセットウォーキング」、6月は「館山市ボッチャ大会」を実施し、10月の「私の体力チェック」と題した大人向けの体力測定会では、体組成計などの測定結果も絡めたアドバイスを行い、生活習慣の見直しや運動習慣の提案をした。