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「スーツ+スニーカー」スタイルは海外サッカーチームで定番!? 元サッカー日本代表・前園真聖さんが語る
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- ファッション
日本のビジネスシーンで一般的な「スーツ+革靴」スタイル。働き方に多様性が見られるようになった昨今ですが、相手があってのビジネスとなれば、まだまだスーツに革靴を着用している方がほとんど。2017年度よりスポーツ庁による官民連携プロジェクト「FUN+WALK PROJECT」がスタート。これは、楽しく歩くことを推奨し、皆さんの健康増進を目指すもの。今後は「スーツ+スニーカー」スタイルも一般的になるのではないでしょうか。今回、そんな「スーツ+スニーカー」スタイルの着こなしについて、元サッカー日本代表の前園真聖さんが語ってくれました。
イタリアではスタンダードな「スーツ+スニーカー」スタイル
僕はイタリアファッションが好きで、よく参考にしているのですが、彼らは本当にオシャレ。かっちりとしたスーツなのに、あえて足元にスニーカーをチョイスして“外して”くるあたり、イタリア人らしいなと思います。一般的には革靴を合わせますが、“オシャレ”として平気でスニーカーを合わせるところがかっこいいです。
このスタイルはサッカー界でも見られます。移動時にはチームのオフィシャルスーツを着用するのですが、そこにオフィシャルブランドのスニーカーを合わせる海外選手がいます。うまく外していますね。そんな海外選手のスタイルを真似る日本人選手もいますよ。
身体を使って仕事をしているサッカー選手にとって、負担が少なく“楽”であることはやっぱり大切ですね。
最近は、スポーツ選手だけでなく、ビジネスマンでもコンディションを重要視する方々が少なくありません。クールビズのように「スーツ+スニーカー」スタイルが浸透するといいと思っています。
「スーツ+スニーカー」スタイルのポイントは裾の丈
ファッションとして考えると、裾の丈がポイントとなるのではないでしょうか。スニーカーを履く場合、スーツパンツは短めのものを選びます。くるぶし丈ですかね。足元をスッキリさせることで軽快な感じが出ます。
あと、白いスニーカーはいいですね。どんな洋服にも合い、重宝しています。かたちの違うものや、ソールの高さが違うものを持っています。最近では、ソールはスニーカーですが、アッパーが革靴っぽいものもありますよね。その日、会う人によっては革靴っぽいスニーカーを選びます。
僕はよく歩いていて、先日は、青山3丁目から恵比寿駅まで、約30分程歩きました。気持ちよかったですね。ウォーキングをすることで、街の新たな発見があったり、気分がスッキリしたりします。公園を歩くこともあり、駒沢オリンピック公園がお気に入り。等々力渓谷公園や多摩川沿いを歩くこともあります。
また、国内外問わず出張に出た時は、常にカバンにスニーカーを入れています。元々、ランニングやウォーキングが好きというのもあるのですが、出張先でスニーカーに履き替えて歩くんです。ホテルを出て、街を歩くと、その街のことがよくわかるんですよね。長い時は10kmほど歩くことも。スニーカーを1つ持っていると、わざわざジャージに着替えて「運動するぞ!」と気合いを入れなくても、普段のスタイルで歩くことができるので便利ですよね。
スニーカーは量より質を重視する前園さん
今は、スポーツ用のスニーカーだけではなく、ハイブランドでもファッションスニーカーを展開していますね。僕はどちらかというと、スニーカーをたくさん持つというよりは、質の高いものを選んで、長く付き合うようにしています。スーツに合わせる場合、どのようなものが合うのか、色々と見比べて、自分に合うものを探してみてはいかがでしょう。
「スーツ+スニーカー」スタイルが今後、日本でどのように浸透していくのか、非常に楽しみです。