靴のかかとをチェック! 外側が減っている場合は、“外側重心”で歩いている可能性!
AIさん:美しく歩くために大切なのは、地面に着地するときに体の内側に重心をかけることです。普段から外側に重心を置く人は、靴のかかとの外側が減っているので、ご自身の靴を観察してみてください。
内側重心で歩くためには、足の母趾球(足の裏の親指の付け根にあるふくらみ)の下に力を入れて着地するように意識しましょう。このときに、かかとを上げ過ぎると靴裏が見えて美しくないので、上げすぎないように気をつけてください。母趾球の下を意識するだけで、背筋が伸びて、かなりきれいな歩き方になりますよ。
腸腰筋と膝裏を伸ばすことに集中する
AIさん:次に、一歩を踏み出したときに、反対の足の腸腰筋をぐっと伸ばします。踏み出したほうの足は、前進するときに膝の後ろを真っ直ぐ伸ばしてください。腸腰筋(腰椎と大腿骨を結ぶ筋肉群の総称)を伸ばすよう意識することが難しい人は、腰から前に出す感じで歩いてみましょう。
また、母趾球の下を地面に着地させるときに、両足裏が1本の線上に真っ直ぐ着地できるとベストです。
普段から反り腰になっていないか確認して!
優さん:おへその10センチ下を意識して歩くと、必要以上に腰が反ってしまいます。反り腰は良くないですよね。
AIさん:反り腰をなおすには、壁に背中が当たるまで腹筋を意識して後ろに引っ込める運動を繰り返すといいですよ。腹筋をつけると、背筋が伸びてきれいな歩きにつながります。
モデルは反り腰の人が多くて、実は私も反り腰なんです。自分が反り腰かどうかは、壁に、頭・肩・お尻・かかとを付けた状態で、腰の後ろに手を入れてみます。腕までスッと入ったら反り腰の傾向があります。
荷物を持たずに歩く時間をつくる
AIさん:普段からウォーキングレッスンをしていて感じるのが、腕振りができない人が多いことです。バッグを持って歩くことが多いと、腕を振る習慣がなくなるのかもしれません。
美しい歩き方に腕振りは重要です。かかとが地面に着地したときに、腕の振りが最も大きくなるように意識してください。大切なのは、後ろに大きく振って、その余力で前に振るようにすること、腕の付け根から、後ろに大きく振ることが大切です。
健康的に、大股で歩くことを意識する
AIさん:腸腰筋を伸ばすことと腕振りを意識すると、自然に大股になると思います。また、内側重心に気をつけると、姿勢が良くなります。
小股で歩くと、人として小さく見えますから(笑)、気になる人は、階段を一段飛ばしに上がるようにして、腸腰筋を伸ばす訓練をするといいです。健康的できれいに見えるのは、大股で、背筋を伸ばし、腕をしっかり振る歩き方です。