渋谷どこでも運動場プロジェクト 一般社団法人TOKYO PLAYの取組

    • エンタメ
    • ジモト系

渋谷どこでも運動場プロジェクト 一般社団法人TOKYO PLAYの取組

本事業は「思わず身体を動かしたくなる街へ」の実現に向けて、くらしに身近な道路や緑道、公園など人が行き交う場所で、スポーツや遊びを通して体を動かしながら、同じ地域に住んでいる人同士がつながることのできる機会づくりを応援するものである。2018年度からTOKYO PLAYが渋谷区とともに、企画・運営を行なっている。また、区内で長年冒険遊び場づくりを中心に子どもに関する活動をしており、多くのキーマンとのつながりを持つ「渋谷の遊び場を考える会」に参画してもらっている。
具体的には区民や団体・企業などの実施希望者を発掘し、関係者との調整や公共空間の使用申請、イベント当日の内容検討、当日の運営までを
TOKYO PLAYが伴走・支援することで、本プロジェクトを主体的に実施する人々を区内全域に増やしていく手法をとっている。これまでに町会、区民活動団体、子育てグループ、スポーツクラブなどの住民組織に加えて、渋谷区内の企業や渋谷区をホームタウンとするプロスポーツチームが主催や共催という形で実施してきた。また、事業を周知する目的で、区や企業が主催するイベントにおいて、あるいはまだ実施主体が現れていない地区において、キャラバンと銘打ってTOKYO PLAYが主催する場合もある。
 イベント当日は参加費なし、申込不要、出入り自由で、ボッチャ、スポーツ輪投げ、ストラックアウト、バドミントン、卓球、なわとび、フラフープなど、様々なスポーツや運動の器具を配置し、たまたま通りがかった人も含め、参加者がそれらの器具を使い自由に体を動かしながら交流ができるようにしている。参加者からは「わが子が、これほど帰りたがらないで遊ぶことはめずらしい」、「ボッチャをはじめてやったけど、楽しかった」、「公共空間を有効活用できるのはいい」、「この地域にもこれだけ子どもがいることに気づいた」、「今回、町会長さんとつながれたけど実は近所にお住まいだったことがわかった」などの声が上がっている。またこの事業を契機に「消費者から当事者へ」という意識変容が起きた実施者も現れた。

実施概要についてはこちらから

Pickup